
今、こんな状態ではありませんか?
- 毎朝、目覚めた瞬間から「仕事に行きたくない」と憂鬱になる
- 休日も仕事のことを考えてしまう
- いつも怒られてばかりで、自信がなくなっていく
- 「これって私が弱いだけ?」と周りと比べ始める
もし、これらの状態に心当たりがあるなら、それはあなたが「弱い」というわけではありません。
実は、ブラック企業にありがちなサインが現れているかも…!
本記事では、私自身の体験を元に、ブラック企業のサインを8つ紹介し、どう向き合うべきかをお伝えします。


- 上智大学外国語学部卒
- 英会話をほぼ独学で習得(TOEIC810点)
- オーストラリア人の夫と日本で暮らす
- 現役フィットネスインストラクター
- ブラック企業での挫折をきっかけに、
フリーランスに転身 - 英語とウェルネスを軸に発信中🌿
- 私のプロフィールページ はこちら


ブラック企業の特徴と見抜き方【実体験から学んだ8つのサイン】


「うちの会社ってちょっと変かも…」
そう感じながらも、どこかで「これが社会人ってものなのかな」と無理に納得していませんか?
私もそうでした。
でも、実際に心も体も限界になるまで気づけなかったんです。
ここでは、私が実際に5ヶ月で退職した職場で経験した「ブラック企業のサイン」を8つにまとめました。



1つでも当てはまるなら、
無理せず、立ち止まるのも選択肢の一つですよ。



少し項目が多いので、気になる項目があれば、是非クリックしてサクッと確認してくださいね!
では、一つひとつ、私の実体験もまじえながら詳しくご紹介します。
サイン① 採用過程で言っていることが二転三転する
もしも選考中、人事の方に不審に思う言動があったら辞退を考えるのも選択肢の一つ。
経験からお伝えすると、採用段階で信用できない会社は、入社後も同じです。
発言がその時その時で異なっていたり、「この前の話はなかったことにしてください」といった対応は、誠実さが欠如している証拠だと感じました。
▶ 実体験:
選考中に「前の話は忘れてください」と内容が二転三転。信頼できないな…と思ったものの、そのときは深く考えずに入社を決めてしまいました。
サイン② 内定者に対して入社前から無給で研修を強制
入社前から労力を求められる場合は要注意!!
まだ入社していないのに労働させられるのは非常識なうえ、その対価となる給料が払われないのですからモラル的に論外です…。
例えば、契約前のバイトに働きに来るよう言われたら、誰だって「え?」と思いますよね。
正社員でも同じです。
▶ 実体験:
内定後、12月からすでに研修が始まりましたが、無給でした。
当時は「社会人ってこういうものなのかな」と思い込んでいたけれど、今なら絶対におかしいと分かります。
サイン③ 社長の言動が絶対、異論が許されない空気
トップの意見がすべてになっている会社では、社員の声は無視されがち。
自由に発言できない環境では、心が追い込まれてしまいます。
まるで「社長の考えだけが正解」という前提で動く、宗教のような空気感を感じたら、職場を離れることを視野に入れてもいいと思います。
▶ 実体験:
社長の考えに疑問を持つことすら許されず、話に反すると先輩から退社を命じられました。
裁量の大きさをアピールしていた求人内容とはまるで違っていたんです。
サイン④ 精神論・体育会系文化の押しつけ
「体調より仕事」が当たり前の会社は危険度MAX…!
「体調を崩してはいけない」とプレッシャーに感じることで常に気が張ってしまい、結果、ストレスで体調を崩しやすくなるという悪循環に陥りやすくなります。
今は、社員の健康や幸せを大切にする企業が増えているので、無理に精神論や根性論で乗り切るような文化に縛られる必要はありません。
自分のペースで休むことができ、心と体を大切にできる職場でこそ、長く働けるんじゃないかなと思っています。
▶ 実体験:
コロナの濃厚接触者になった際も、「社長のお話の日は絶対出社が基本。欠席は2回までで、それ以上の欠席はペナルティを課す。」と言われました。怖くて震えました。
サイン⑤ ノルマが過剰
「無理なノルマ」の強要は、社員の心身に大きな負担をかけます。
しかも最終的にはストレスや疲労が原因で、逆に業務の効率や質を大きく低下させるので本末転倒。
目標は本来、何かを達成するために設定するもの。
ところがその目標設定が非現実的なほど高いと、「無理」をすることになります。
結果、私がいた職場ではみんな数字を偽装していました。
目標を達成していないのに、達成したものとして報告するのが普通のことだったんです。
こうした環境では、社員の本来の成長やモチベーションを削ぐだけでなく、職場全体の健全性も損なわれてしまいます。
▶ 実体験:
私が以前働いていた職場では、毎日のノルマが過剰に設定されていました。
退勤後や休日もノルマ達成のために動き続けるのは当たり前。
そして、達成不可能な数字を上司に報告するために、みんな平気で嘘の数字を結果として報告していました。
サイン⑥ 晒しの文化で恐怖を煽る
社員の成績を上げるために「晒し」を用いる職場は超危険!
反省を促すより、恐怖で縛るマネジメントは長続きしません。
むしろ、社員の信頼やモチベーションを奪うだけです。
▶ 実体験:
ノルマが達成できなかったり、社長のお話がある日に体調不良で欠席したりすると、反省文を書かされて全社員に共有される文化がありました。
「次は自分かも…」という恐怖に常に怯えていました。
サイン⑦ 叱責が常に飛び交う / ミスを「人格否定」にすり替えられる
ミスは訂正されるべきですが、ミスを犯した人の人格まで否定されるべきではありません。
業務上のミスや行き違いに対して必要なのは、冷静なフィードバック。
暴言や人格否定で応じるような職場では、社員の成長はむしろ妨げられてしまいます。
そうした環境では、学びも反省も生まれず、ただ「委縮」や「自己否定」が積み重なっていくだけなんですよね。
「何もプラスになってないどころか、むしろマイナスになってないか?」と今では気付けるのですが、当時は完全に視野が狭くなっていました。
▶ 実体験:
「馬鹿野郎!」「お前はクソだ!」という罵声が飛び交うのは、私がいた職場では日常茶飯事。
ミスをしたときだけでなく、飲み会を断っただけで「飲み会に来れないなんて、うつ病なんじゃないの?」と根拠もなく責められたこともあります。いつも誰かが怒鳴られていて、自分の番が来るのが怖くて心がどんどん麻痺していきました。
サイン⑧ 体調不良や精神的な限界を訴えることがタブー視される
心身の限界を「気の持ちよう」で片づける会社は要注意。
SOSを無視する会社では、高確率で助けも改善も期待できません。



「泳げません」と言っているのに「気合いで泳げ」と言われたら、溺れるしかありませんよね…(泣)
▶ 実体験:
当時の職種はインストラクターだったのですが、体調が悪いと「ちゃんと運動してるなら体調は崩さない。実践(トレーニング )が足りない」と言われ続けました。
「辞めたい」が甘えじゃない理由3つ


「辞めたいなんて、やっぱり甘えなのかな」
そんな風に思いながら、苦しい気持ちを押し殺して働き続けていませんか?
私もかつて、自分だけが弱いんだと信じ込んでいました。
でも実際は、そうではなかったんです。
ここでは、「辞めたい」と思う気持ちがなぜ“正常な反応”なのか、そしてどんなリスクがあるのかをお話しします。
「みんな頑張ってる」は危険な比較
「みんな頑張ってるのに自分だけ…」と感じる必要はありません。
我慢することが必ずしも「強さ」ではないからです。
それぞれの状況や体調、心の状態は異なるので、無理に他人と同じレベルに合わせると自分を犠牲にしかねません。
実はこれ、ブラック企業の思うつぼ!
「みんな頑張っているから、あなたも頑張らなければ」といった恐怖で支配し、無理を強要するやり方にまんまとはまってしまうことと同じなんですよね。
大切なのは「他人基準」ではなく、「自分基準」で努力を続けること。
向上心は持ちつつ、無理はしない。そのバランスが心を守ります。



「もう頑張れない」と思ったとき、自分ひとりで抱え込まず、専門家に相談するのもひとつの方法ですよ。


限界を超えてからでは遅いから
限界を超える前に、早めに手を打つことが大切。
体や心が限界に達してしまうと、回復には時間がかかります。
無理を重ねて限界を超えてしまうと、取り返しのつかないダメージを負うことも…。
そして何より、心身がボロボロになってからでは、転職活動をする気力や体力すら残っていないことが多いんです。
私自身、まさにその状態に陥ってしまいました。
本来なら冷静に見極めて、働きながら次のステップを準備できたはずなのに、限界まで我慢してしまったことで、気力も自信もなくなり、ただ辞めるしかない状況に追い込まれてしまったんです。
だからこそ、自分を守るために、限界に達する前に「立ち止まる」勇気を持ってほしい。
無理をし続けてからでは遅かった…というのが私の本音。



ほんの少しの「余力」が、次の一歩を踏み出すためにはとても大切になります。
「逃げる」は悪ではなく、「選び直す」ということ
逃げることは、ただ諦めることではなく、自分の未来を再選択すること。
「逃げる」と聞くと、何か悪いことをしたように感じるかもしれませんが、実際は自分に合わない環境から離れることで、より良い未来を選び直すことができます。



自分に合わない環境から「離れる」ことで、新たな可能性を見つけることができますよ。
私たちは学校でも社会でも「我慢は美徳」と教わりがちですが、我慢の先で自分が壊れてしまっては意味がありません。
本当の強さとは、自分を守る判断ができることでもあると思います。
一度選んだ道を変えることは、決して弱さではありません。
あなたの人生を大切にする、立派な選択です。
私が退職を決心するまで


「辞めたい」と思っていても、実際に辞める決断をするのはとても勇気がいります。
私もそうでした。
毎日をやり過ごすことだけに精一杯。
でもある日、ふと「もう無理かもしれない」と心の底から思ったのです。
ここでは、私が限界を迎えるまでにどんな変化があったのか、そして退職という決断を下すまでの過程を、正直にお話しします。
何もしていないのに涙が止まらない
心がすり減っていた私は、自然に笑うことすらできなくなっていました。
職場では平気な顔をしていても、家ではずっと涙が止まらず、寝る前は毎日のように泣いていました。
それは、心が悲鳴を上げているのに、それを無視し続けていた証拠。
虚無感や無力感で何をしても心が動かない。
当時は何の涙なのかもわからなかったのですが、心が限界を迎えたサインだったんです。
少しでも「おかしいな」「今の自分、いつもと違うな」と感じたら、その違和感をちゃんと受け止めてあげてください。



大丈夫じゃない自分を責める必要なんて、ひとつもありませんよ
日常生活がままならなくなった
研修中でも常にプレッシャーがあり、家事や食事すら手につかなくなりました。
食生活も乱れ、気をつけていた食事も気づけばコンビニでフライドチキンを買うことも多々。
それまでの自分ならありえないような行動を、無意識にとっていたんです。



私はお肉が体に合わず得意ではないので、
当時はかなり自暴自棄になってたなぁと思います。
掃除をする精神的な余裕もなく、家は散らかったままで思い出したくもないほど不潔でした…。
日常生活に支障が出るのは、心のエネルギーが枯渇している現れ。
まさに「充電切れ」で思考が機能していない状態でした。
「辞めてもいいんだよ」の一言で救われた
限界を迎えていた私を救ってくれたのは、家族とパートナー(現在の夫)の言葉でした。
「もう辞めてもいいんじゃない?」その一言で、張り詰めていた糸がぷつんと切れたのを今でも覚えています。
正直、心の中ではもうずっと「辞めたい」と思っていました。
でも、「会社を辞めるなんて逃げだ」「周りにどう思われるだろう」と思うと、どうしても自分からは言い出せなくて。
「辞める=負け」みたいな感覚があって、なぜかすごく恥ずかしかったんです。
そんな私にとって、家族やパートナーの「辞めてもいいんだよ」は、気持ちを代弁してくれたような一言でした。
誰かにそう言ってもらえたことで、やっと自分の気持ちに素直になれた気がします。
あのときの安心感と、ふっと肩の力が抜けた感じは、今でもよく覚えています。
伝えたいこと


会社を辞めようか悩んでいるとき、心の中は不安でいっぱいになりますよね。
「本当に辞めていいの?」「自分が甘いだけじゃないの?」と、頭の中で何度も繰り返してしまう。
そんなときに、私が身をもって感じた大切なことを、2つだけお伝えさせてください
「辞めたら人生終わり」ではなく、始まりだった
「この会社を辞めたら、もう後がないんじゃないか」
「ここを逃げたら、ずっと弱いままなんじゃないか」
そう思って、今も必死に踏ん張っているあなたへ。
私もかつて、同じように自分を追い詰めていました。
でも実は、会社を辞めることは、人生の「終わり」ではなく「再スタート」!
退職は、あなたのこれまでの努力を無駄にするものではありません。
私も、辞めるときには「これで自分のキャリアは終わりだ」と感じてしまうことがありました。
周りの目や、社会の価値観にとらわれて、「会社を辞める=失敗」と思い込んでいたんです。
でも、退職は決して失敗でも無駄ではありません。
むしろ、それまでの経験やスキルを新しい方向に活かすための貴重な機会になります。
私もあの時の「退職」という選択があったからこそ、現在の自由な働き方と穏やかな毎日が実現できています。



私が新卒で早期退職した後、どのようにしてフリーランスとして働くに至ったのか、その経緯が気になる方はこちらの記事をご覧ください!↓


新人時代は「学びの時期」という視点も忘れずに
新社会人として働き始めたばかりの頃は、誰しもが「覚えることで精一杯」の時期。
すぐに結果が出るわけではなく、最初は手応えのなさを感じて当然です。
「まだ成長していない」と焦る気持ちが出てくるかもしれませんが、
その理由が自分の姿勢によるものなのか、それとも明らかに職場環境が悪いのかは慎重に見極めてみてください。
もし努力しても報われず、理不尽な扱いばかりが続くようであれば、それはあなたの問題ではなく、環境に原因がある可能性も…。



「努力がきちんと評価される環境」で働くことも、社会人としての大切なスタートのひとつです。
【FAQ】よくある質問とその回答


質問1: 会社を辞めたいけど、辞める勇気が出ません。どうすればいいですか?
辞めるのってすごく勇気がいりますよね。まずは次の職場を見つける計画を立てるのがおすすめです。次の仕事が決まってから辞めると、不安も少なくて済みますよ。自分一人で進めるのは不安、という方は転職エージェントのサポートを借りると気楽にスタートできます。
質問2: 会社を辞めたいけど、金銭的に心配です。どうしたらいいですか?
辞める前に計画を立てておくと安心です。転職活動を始める前に、貯金や退職金、失業保険を考慮して、経済的な余裕を持つようにしましょう。転職エージェントに相談して、自分に合った転職先を見つけると、計画的にスムーズに移行できます。
質問3 : 会社を辞めた後、失業保険はすぐにもらえるのでしょうか?
失業保険は、すべての人がすぐにもらえるわけではなく、一定の条件を満たす必要があります。例えば、会社に一定期間以上勤務していることが求められます。まずは、失業保険の支給条件をしっかり調べ、必要な要件を満たしているか確認することをおすすめします。
参考:doda 「失業手当(失業給付金)はいつからもらえる?手続きはどうすればいい?」
https://doda.jp/guide/money/008.html
質問4: 転職先で同じような環境にならないか不安です。
転職先を選ぶときは、企業の雰囲気や価値観が自分に合っているかをしっかり見極めることが大事です。私は面接の際、前職を辞めた理由を正直に話すようにしていたのですが、その時の相手の反応から「この会社もちょっと前の職場と似てるかも…」と感じたこともありました。遠慮せずに質問をしたり、自分の価値観を伝えることで、ミスマッチを防ぐヒントが得られますよ。


まとめ


本記事では、ブラック企業にありがちな特徴や、自分を守るための考え方、そして退職という選択肢についてお伝えしてきました。
ここでもう一度、ブラック企業のサイン8つを提示させていただきます。
早期退職をするという決断は、多くの不安や葛藤を伴うもの。
しかし、それは「逃げ」ではなく、「未来を切り開くための選択肢」の1つです。
私自身もあの時退職を決断したことで、心と体を癒す時間を持ち、自分のやりたいことを見つけることができました。
そして、今では理想の働き方を実現し、充実した日々を送っています。
「この環境にいることは、自分にとって本当にプラスになるのだろうか?」 その答えをじっくり考え、もし違和感を感じているなら、環境を変えるという選択肢もあることを忘れないでください。
少しでも、今のあなたの気持ちが軽くなるきっかけになれたなら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。