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独学で英語の発音を矯正する最短ルート

  • 英語を話しているのに、全然通じない…
  • ネイティブみたいな発音に近づけたい!
  • 発音改善したいけど、発音記号とか難しいことをしたくない
  • 発音矯正にはお金をかけず、独学で行いたい

こんなふうに悩んでいませんか?

せっかく英語を勉強して話せるようになってきても、発音のせいで相手に理解してもらえないともったいないですよね…。

こちらの記事では、完全独学で帰国子女レベルの発音を手に入れた私が、発音を改善する最短ルートをお伝えします!

イジー

ちなみに発音記号など難しいことは覚える必要はありません!
効果実証済みで楽しく学べる方法なのでご安心ください

この記事を読んだらわかること

この記事を読むと、カタカナ英語を卒業し、ネイティブに伝わる発音を身につける方法がわかります。
英語が通じない原因を理解し、楽しく続けられる発音矯正のコツを知ることで、最短ルートでクリアな発音に近づくきっかけを掴めるでしょう。

夫 ハリー

発音を改善すると、
自信を持って英語を話せるようになるよ!

この記事を書いた人【イジー】
  • 上智大学外国語学部卒業
  • TOEIC 810点取得
  • 英語学習歴15年! 留学なし、ほぼ独学で習得
  • 高校時代に本気を出し、3年間で英会話力を習得
  • オーストラリア人の夫と日常的に英語で会話
  • 観光客の多い飲食店で英語を使った接客経験あり
  • 現役フィットネスインストラクター
    将来はオーストラリアでの指導を目指しています
目次

なぜカタカナ英語では通じないのか?

カタカナ英語が通じない理由は、日本語の発音ルールを無理やり英語に当てはめているからです。

日本語と英語では発音のルールが大きく異なります。
例えば、日本語の母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」の5つですが、英語には20種類以上の母音があります。

カタカナで apple(アップル)と product(プロダクト)を発音すると、それぞれ「ア」と「ダ」(母音のア)の音は日本語では同じに聞こえますよね。

しかし、英語では全く異なる音になります。

  • apple, cat, label, hat

    これらの単語に含まれる「a」の発音は、日本語の「ア」よりも、口を横に広げて発音する「エ」に近い。
    日本語話者にとっては、「ア」というよりも少し「エ」の要素が強く聞こえるかもしれません。
  • product, cup, sun, shut

    これらの単語に含まれる「u」の発音は、日本語の「ア」よりも、口を軽く縦に開いて発音する「ア」に近い。
    口を大きく開けず少しこもったような感じの「ア」。



子音も同様にカタカナと英語では大きな違いがあります。

thinksinkもカタカナだと同じ「シンク」ですが、英語だと別の音で意味も全く違います。

  • think (意味:考える)
    舌を歯の間に軽く挟んで「ス」のような空気が漏れる音
  • sink (意味:沈む・流し台)
    舌を歯に触れずに「ス」と発音
    日本語で「お疲れ様です」といった時の軽い「ス」の感じ


このように、英語にはカタカナ英語にはない音がたくさん使われています。


私たちには全く英語がカタカナと異なって聞こえるのと同じように、ネイティブにとってもカタカナ英語は全く違う音に聞こえてしまうんです。

だから正しい文法で話しているのに、はっきり話しているのに、伝わらないことがあるんですよね。

最短ルートでネイティブ発音に近づく!完全攻略5ステップ

「発音を良くしたいけど、難しい発音記号とか勉強するのは大変そう…」そんな方でも大丈夫!
この章では、できるだけ簡単に、最短でネイティブに近い発音を手に入れる方法を紹介します。

ステップ1:ネイティブの音を聞こえたまま真似する

まず最初にやるべきことは、ネイティブの音声を聞こえたまま真似すること。

発音を改善するうえで最も大事なのは、カタカナに頼らず、聞こえた音をそのまま発音してみることです。

例えば、以下のフレーズを見てみましょう。

What have you been up to?
(最近どうしてた?)

これを「ワットハヴユービーンアップトゥー?」のように、一つひとつの単語を区切って発音すると、ネイティブが日常で使う発音とは異なってきます。

では実際の発音を聞いてみましょう。(1:25~)
動画の女性の発音を聞くと、単語同士がつながり、ひとまとまりの音として発音されているのがわかります。

What have you been up to?
ネイティブ発音のポイント
  • Whathave がつながって「ワッtヴ」に近い音になる
  • been up to もスムーズにつながり、「ビナッpトゥ」に近く聞こえる
  • 全体をフレーズとしてリズムよく発音する

このように、「単語ごとに発音を分解する」のではなく、フレーズの音とリズムをそのまま覚えていくことが重要。

特に、よく使われる表現はそのままの形で何度も耳にし、意味と一緒に塊で覚えることで、より自然な発音に近づくことができます。

発音は知識だけでなく、耳と口を使って体で覚えることがカギ!
まずはネイティブの音声をしっかり聞き、聞こえたまま真似して発音する練習をしてみましょう。

ステップ2:自分の声を録音してみる

ネイティブの発音を真似したら、その音声を録音し客観的に自分の発音を聞いてみます。

「自分の発音がイマイチかも…」と感じることはあっても、実際にどこが違うのか、 自分では気づきにくいものです。


特に、発音する瞬間は「ここを意識しよう」「こう発音しなきゃ」と色々気をつけながら発音しているため、 自分の発音を客観的に聞くのが難しくなります。

録音して改めて聞いてみると、「思ったより上手く発音できてる!」と思うこともあれば、 「そこは大丈夫だと思ってたのに、むしろ違うところに違和感がある!」と新たな気づきを得ることもあります。

ステップ3:違いをじっくり分析!聞こえない音は何度も聞いてみる

録音した音を聞き比べると、「あれ?なんか違う…」と感じる部分が出てくるはず。

ここからがポイント!
ネイティブと自分の発音の違いを細かくチェックし、 「どんな音が抜けているのか?」「どこが違って聞こえるのか?」を探ってみましょう。

特に、英語特有の音が聞こえにくいこともあるので、 何度も繰り返し聞いて、耳を慣らすのがコツです。

ただし、何回も聞いてもどうしても聞き取れない音がある場合、 それはその場ですぐに解決するものではないこともあります。

10回、20回と聞いてもわからない場合は、 「まだ自分の耳が慣れていないんだな」と考えて大丈夫!
その場合は、その音だけを無理に理解しようとするよりも、 普段のリスニング量を増やしていくことが大事。

日々英語を聞く機会を増やしていくうちに、 自然と「ある日突然聞こえるようになった!」という瞬間がやってきます。

ステップ4:自分に合ったレベルでインプット&アウトプット!

ステップ3で「聞こえない音」に気づいたら、 それを克服するために日々のインプットとアウトプットを工夫しましょう。

簡単に聞き取れた場合は、 少し難しいニュースやナレーション付きの動画を選んで、 新しい発音に挑戦してみるのもおすすめです。

逆に、「まだ難しい」と感じる場合は、 無理にその音を追いかけるのではなく、 より多くの英語音声に触れて、リスニングの土台を作るのがおおすすめ。

つまり、自分のレベルに合わせて「ちょっとだけ負荷をかけた」インプットを増やし、 それを真似して声に出すことが、発音力を高めるカギになります。

ステップ5:毎日コツコツ!継続する

発音は、一度できるようになったからといって、 そのまま放っておいても維持できるものではありません。

しばらく練習をやめてしまうと、 「あれ?この単語、前はスラスラ言えてたのに…」と、 発音が鈍ってしまうことも。

特に、後天的に学んだ英語は、 使わない期間が長くなると驚くほど忘れてしまうもの。
「言葉が出てこない!」「前はこの発音できてたのに…」と 焦ることのないように、毎日少しずつでも練習を続けることが大切です。

少しずつでいいので、発音を意識する時間を作りましょう。
「発音マスターした!」と思っても、 学習に終わりはありません。

コツコツ続けることで、 気づいたら「発音、かなり良くなってる!」と 実感できる日がやってきますよ!

イジー

発音矯正のステップはこれで以上です!
ステップ5まで行ったからおしまいではなく、
ステップ1〜ステップ5を繰り返すというサイクルが大切ですよ

発音矯正が楽しくなる!おすすめ教材3種

発音矯正は難しそう、つまらなそうと思っていませんか?
実は、工夫次第で発音矯正は楽しく学べるんです。

ここでは、気を張らずに楽しく実践できる方法を紹介します。

YouTubeで発音練習を楽しもう!

YouTubeには、発音矯正に役立つ無料動画がたくさんあります。

動画なら、ネイティブの口の動きも見ながら真似て練習できるため、効果的に学べます。



YouTubeの良いところは、自分のレベルに合わせて発音やイントネーションを深く学ぶことができる点
英語で発信されたブログ系の動画や解説系動画、ニュース番組もあれば、英語学習者向けに作られたフレーズ集も見ることができます。

さらに、アメリカ英語やイギリス英語、オーストラリア英語…など様々なアクセントで話されたコンテンツが星の数ほどあるので、自分に合ったものを見つけやすいのがメリット。

イジー

フレーズ集は実践的な表現がまとめられているので、
効率よく練習できるのが嬉しいですね!

おすすめYouTubeチャンネル

映画やドラマの日常英会話から学ぼう!

YouTubeの英語学習動画も役立ちますが、映画やドラマはリアルな会話の流れを学ぶのに最適。

YouTubeの英語学習コンテンツは「解説型」が多く、文法やフレーズを理論的に理解するには向いています。

しかし、実際の会話でどう使われるのかや、ネイティブの自然なリズム・イントネーションを学ぶには、映画やドラマが効果的です。

映画やドラマでは登場人物同士の掛け合いがあるため、日常会話のフレーズや相槌など「会話ベース」で学べます。

会話の中だと教材や解説動画よりも、早く自然な速さで発音されるのでより実践的。

イジー

海外ドラマは、世界観に「かっこいい!」
と憧れを持つことでモチベーションが上がるのもメリットですね。

以下に私が実際に見て面白い&勉強に役立てられそうだと思った海外ドラマを4つ紹介します。
(ビジネス英語がメインのものは入っていません)

Netfixで見れるおすすめの海外ドラマ(難易度順)
  • 初級:Never Have I Ever(私の“初めて”日記)

    アメリカの高校青春コメディ
    1話30分と短く、気軽に見られる
    カジュアルな日常英会話やスラングが学べる
  • 中級:Gossip Girl(ゴシップガール)

    セレブ高校生たちの恋愛&ゴシップドラマ
    日常会話と恋愛表現が学べる
    訛りの少ないアメリカ英語で話し方も若者すぎず落ち着いている
  • 中級:LOST(ロスト)

    飛行機事故で無人島に漂着した生存者たちのサバイバル・ミステリー
    アメリカ・イギリス・オーストラリアなど、多様なアクセントに触れられる
    専門用語(飛行機・医療・軍事系)も出てくる
  • 上級:YOU(ユー・君がすべて)

    ストーカー気質の主人公ジョーの心理描写が多いサイコスリラー
    読書好きの主人公の語りは語彙が豊富で口調が速い
    基本はクリアな発音のアメリカ英語
    シーズン4からは舞台がロンドンに移るためイギリス英語を話す登場人物が増える

Friends(フレンズ)が英語学習の定番ですが、私はジョークやストーリーの面白さがわからず飽きてしまい続けられませんでした…。

洋楽で発音を磨こう!

私自身、「リトル・マーメイド」のアリエルの歌 “Part of Your World” を完コピしようと毎日のように歌っていた時期があります。

この経験が、発音矯正にとても役立ちました。
特にディズニーソングは、歌詞がクリアで、リズムやイントネーションを学ぶのにぴったりです。

他にも、カーリーレイジェプセンの”Call Me Maybe”など、小中学生時代はほぼ毎日洋楽を口ずさんでいました。

イジー

歌詞は英語の歌詞のみを見て、聞こえたまま真似していました!

日本のカラオケで英語の歌を歌うと、カタカナでふりがなが付いていますよね。
ところが、英語の歌をカタカナ英語で歌うと、うまく発音できません。
カタカナの発音をそのまま使うと、英語の音の繋がりや消える音をうまく再現できないからです。

カラオケに行った際、カタカナのふりがなに違和感を感じた経験からカタカナ英語に頼らず、発音そのものを意識して学ぶことが重要だと感じました。

洋楽を英語学習に使うのは賛否両論あります。
人によって合う合わないもあるでしょう。

ただ、私は洋楽を耳で完コピして歌ったことで口や舌が英語の発音に適応できるようになったと、身をもって感じています。音学を聴くのが好き、歌うのが好きという方は是非試してみてください。

発音練習を楽しみながらできるので、楽しく学びたい方にもおすすめです!

よくある質問とその回答【FAQ】

独学で英語の発音矯正をしたい、という方々のよくある質問とその回答を以下にまとめました。

質問1:発音記号を覚えるのは難しいですか?

結論から言うと、発音記号は発音矯正の必須項目ではありませんが、理解しておくと学習の幅が広がります。理由は、発音記号は英語の音を文字で表したもので、正しい発音を客観的に理解するのに役立つからです。しかし、発音記号よりも、まずはネイティブの音声を真似ることに集中しましょう。

質問2:発音矯正におすすめの映画やドラマはありますか?

発音矯正におすすめの映画やドラマは、自分の好きな作品を選ぶことが大切です。理由は、好きな作品であれば、飽きずに継続できるからです。特に、日常会話が多い作品や、登場人物の発音がクリアな作品がおすすめです。

質問3:発音矯正に年齢は関係ありますか?

発音矯正に年齢は関係ありません。理由は、何歳からでも正しい方法で学習すれば、必ず発音は改善できるからです。ただし、若い頃から英語に触れている方が、発音を習得しやすい傾向はあります。

質問4:発音矯正で一番難しいことは何ですか?

発音矯正で一番難しいことは、今まで染み付いた発音の癖を直すことです。理由は、長年培ってきた発音の癖は、意識して改善しようとしなければなかなか直らないからです。根気強く練習を続けることが大切です。

質問5:発音矯正をすると、どんなメリットがありますか?

発音矯正をすると、相手に英語が伝わりやすくなるだけでなく、リスニング力も向上します。理由は、正しい発音を学ぶことで、英語の音が聞き分けられるようになるからです。また、発音に自信が持てるようになり、英語を話すことが楽しくなります。

まとめ:発音矯正の独学最短ルートは「ネイティブを徹底的にパクる!」

発音矯正は、確かに最初は地道な作業に思えるかもしれません。


しかし、今回紹介した「完全攻略5ステップ」を実践すれば、あなたも必ずネイティブに伝わる自然な発音を手に入れることができます。

最後に5ステップをもう一度紹介させていただきます。

さいごに:発音よりも大切なこと

こちらの記事では、私が実際に実践して効果のあった発音矯正の方法を紹介させていただきました。

記事の趣旨と少し矛盾してしまいますが、最後に1点お伝えしたいことがあります。

それは、英会話には発音より大切なことがあるということです。

発音は、相手に伝わるのあれば無理にネイティブレベルにまで引き上げる必要は必ずしもないと思っています。

アメリカ人みたいに、イギリス人みたいに、、など彼らとそっくりそのまま同じように話そうと思わなくても大丈夫です。

完璧な発音よりも大切なのは、発言することと自信を持って英語を話すことです。

理由は、完璧な発音よりも、相手に伝えようとする姿勢や、積極的にコミュニケーションを取ろうとする気持ちが大切だから。

ネイティブはあなたの発音より、あなたという「人」や「何を考えているか」、「どういう意見を持っているのか」に興味があります。

発音は完璧なのに、発言に自信がないからといってずっと沈黙を貫くなら、
発音は多少悪くても自分の意思や相手への反応を示す方がずっとずっと大切です。

発音矯正はあくまでコミュニケーションを円滑にするものだと捉えて、発音を磨きながらどんどん英語で人と交流する体験を積んでいきましょう!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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