
海外ドラマって英語の勉強にいいって聞くけど、本当にそんな楽しい方法で身につくの?現実はそんな甘くないんじゃない…?
本記事ではこのようなお悩み・疑問に答えていきます。
効果があるなら試したいけど、海外ドラマは観るのに時間もかかる。
できれば、時間を無駄にしたくないですよね…。
ということで今回は、英語をほぼ独学で習得してネイティブと自由に話せるようになった私が、「海外ドラマは英語の勉強になるのか」「海外ドラマは見るべきか」という疑問に実体験ベースでお答えしていきます!
結果から先にお伝えしますと、海外ドラマは勉強として十分活用でき、見ることで得られるメリットは数多くあります。
英語を独学で学ぶ私にとって、むしろ海外ドラマは欠かせないものでした。
でも、「見てるだけで自然に英語が話せるようになる」って思ってたら…ちょっと期待しすぎかもしれません。
大切なのは、どう活用するか。そして、そこからどんな行動につなげていくかです。



この記事では、海外ドラマの効果的な使い方やモチベーションアップのヒントまで紹介していきます!
「海外ドラマを観るだけでは英語は話せるようにならない理由」と「じゃあどう活用すれば英語学習に役立つのか」がわかります。
さらに、モチベーション維持のヒントや、話せるようになるために必要な行動も見えてくるでしょう。
それでは、早速見ていきましょう!


- 上智大学外国語学部卒業
- TOEIC 810点取得
- 英語学習歴15年! 留学なし、ほぼ独学で習得
- 高校時代に本気を出し、3年間で英会話力を習得
- オーストラリア人の夫と日常的に英語で会話
- 観光客の多い飲食店で英語を使った接客経験あり
- 現役フィットネスインストラクター
将来はオーストラリアでの指導を目指しています!
「海外ドラマは英語の勉強にならない」と言われる理由2つ


海外ドラマを英語学習に活用する方法を調べると、「あまり意味ない」という意見を見つけてモヤっとした経験はありませんか?
それでも英語に触れる時間を増やすのは大事なはず。
でも、なぜ“勉強にならない”なんて声が上がるのでしょうか。
まずはその理由を明らかにしていきましょう。
理由① 英語の難易度が合っていない
海外ドラマの英語は、初心者にはスピードが速すぎて学習に不向きと感じる意見が多いようです。
ネイティブ同士の自然な会話を再現しているため、聞き取りが困難で、理解する前に会話が進んでしまいます。
たとえば医療ドラマ法廷ドラマでは、専門用語を早口でまくしたてるシーンが多く、字幕なしではついていけません。
聞き取れなければインプットにならないため、初心者にとっては負担が大きい教材と考えられているのだと思います。
理由② 見てるだけで終わりがち
海外ドラマは見て満足して終わるパターンが多く、実際のスキルアップにつながりにくいです。
アウトプットの機会がなければ、聞いた表現を使えるようにはなりません。
映画を観て英語をやった気分になっても、実際に口に出して練習しなければ吸収するのは難しい。
「泳ぎ方の本」を読んでも、実際に泳ぐ練習をしなければいつまでも金槌のままなのと同じです。
インプットだけで話せるようにはならないため、見るだけでは学習としては不十分です。
実際、見てるだけで話せるようになるの?


海外ドラマを観るだけで英語が話せるようになったら…それほど楽なことはありませんよね。
でも、現実はそんなに甘くありません。
ここでは、「見てるだけで英語が話せるようになるのか?」という疑問について、実際のところを紐解いていきます。
結論:話せるようにはならない
結論から言えば、海外ドラマを見ているだけで英語が話せるようにはなりません。
言葉を「話す力」は、実際に声に出して話すことでしか鍛えられないからです。
インプットだけではアウトプット力は育たないため、見るだけでは「話せる」ようにはなりません。
では、見る意味はあるのか?
これは、ズバリ言い切らせてください。見る意味は大いにあります。
ただし、それは話す力ではなく「聞く力」「モチベーションの維持」「異文化理解」に対してです。
ネイティブの発音やリズム、文化的な背景に触れることで、リスニングや表現の理解力が向上するからです。
たとえば「Would you mind〜?」など丁寧な言い回しや、シーンに合った感情の込め方などは、教科書では学日にくいですがドラマからだと自然に吸収できます。
見るだけでは話せるようにはならないけれど、聞き取る力や表現の幅を広げるには非常に有効です。
使えるようにするには“+α”が必要
海外ドラマを英語力アップに活かすには、見るだけで終わらず、+αのアクションが必要です。
表現を声に出して真似したり、自分の言葉として使ってみることで、記憶に定着し実践で活きてくるからです。
例えば、気に入ったセリフをメモして口に出して練習し、英会話レッスンやSNS投稿などで使ってみる。
そうすると、聞いた表現が「自分の言葉」になります。



「 見る」をスタートにして「使う」に繋げることが大切ですよ!
英語を話せるようになった人は、どう学んでる?


「英語ペラペラな人って、どんな勉強してたんだろう?」と気になったことはありませんか?
英語を話せるようになった人は、実は「特別な才能」ではなく、共通する学習スタイルを持っています。
ここではその共通点や、効果的な学習法について具体的に見ていきましょう。
話すことを避けない
英語を話せるようになった人に共通しているのは、「実際に話す経験を積んでいる」ということです。
言語はアウトプットしないと定着しません。
聞いたり読んだりするだけでは、「使える」英語にはなりにくいのです。
「聞くだけ」や「見るだけ」でなく、実際に口に出して人と話すことを恐れずに取り入れているのが特徴です。


完璧じゃなくても口に出す
「間違えてもいいから話す」という姿勢を持っている人は話せるようになりやすいです。
間違えるのが怖いからと沈黙を続けているといつまでも話せるようになれません…
文法や単語が不完全でも、実際に伝える練習を重ねる中で語彙や表現が磨かれていきます。
何事も最初から完璧にできる人はいません。
間違えながら、覚えていってトライアンドエラーを繰り返しましょう!



ミスした部分は記憶に残りやすいので、
間違いを恐れる心配は全くありませんよ
完璧を目指すより、「伝えること」を重視してアウトプットの量を増やしていくと成長を感じやすくなります。
日常に英語を取り入れている
英語を話せる人ほど、学習を「勉強」として構えるのではなく、日常の一部に英語を自然に取り入れています。
英語が好きで、勉強以外の時間にも自然と英語に触れている人は、やっぱり伸びるスピードが別格…!
私のまわりを見ても、「英語が好き!」「話せたらかっこいい!」という気持ちをモチベーションにしている人は、ぐんぐん吸収していく印象があります。



無理なく継続できる仕組みがあるからこそ、
習慣化しやすく、気づいたら力がついている状態です!
たとえば通勤中に英語の音声を聞いたり、日記を英語で書いてみたり、スマホの設定を英語にするなど、ちょっとした積み重ねが大きな差を生みます。
結局、海外ドラマって見た方がいいの?


ここまで「海外ドラマを見るだけでは英語は話せるようにならない」とお伝えしてきました。
では、海外ドラマは結局のところ見た方がIいのでしょうか?
それに対する答えは、「見て損はない、でも学習の本質ではない」です。
英語が話せるようになった人の中には、海外ドラマをほとんど観ていない人もいます。
つまり、海外ドラマは必須ではありません。
ですが、リスニングや語彙のインプット、そして何よりモチベーションアップの面ではとても優秀なツールです。
うまく使えば、英語学習を支えてくれる“心強い味方”にもなり得ます。
補助ツールとして活用する
海外ドラマは、英語学習の「補助ツール」として活かすのが正解。
リスニングや語彙力の強化、実際の英語のテンポや言い回しに触れるにはとても良い素材だからです。
学習のメインに据えるのではなく、サポート役として取り入れると効果的です。
憧れやモチベーションを高める材料になる
海外ドラマは、学習モチベーションを上げる火種にもなります。
ドラマの登場人物に憧れたり、かっこいい表現に出会うことで、「私も話せるようになりたい」という気持ちが強まるからです。
英語学習を続けるエネルギー源として、海外ドラマは意外と大きな役割を果たしてくれます。
私にとって海外ドラマは必須だった理由3つ


「見てるだけじゃ話せるようにならない」とわかっていても、私は海外ドラマを観るのをやめませんでした。
それは単なる英語の教材としてではなく、「なりたい自分像」を描く火種になっていたから。
大袈裟ではなく、海外ドラマを見ていなければ、私はあれほど熱心に勉強できていなかったかも、と思うほどです。
そして何より、勉強と息抜きの境目を心地よくつなげてくれる存在だったんです。
ここでは、「なぜ海外ドラマが私にとっては英語力向上に必須だったのか」3つの視点から詳しくお話しします。
理由①「こうなりたい」が見つかるから
海外ドラマを観ていると、「こうなりたい!」という理想の姿に出会えます。
特に学園ドラマやオフィスドラマなどを観て、「こんな生活がしたい!」「こんな恋愛してみたい!」と強く思うことで、英語を話せる自分の未来を常に想像していました。



ドラマを通じて「英語を話す人生」がどんどん身近に感じられるようになりました!
目指したい自分が見えるからこそ、「英語を話したい」という気持ちがブレずに持ち続けられたんだなと今では思います。
理由② 息抜き中も、自然に学びを吸収していたから
当時の私にとって海外ドラマはあくまで息抜きの時間。
その中に、自然な学びがあったからです。
私にとって、英語の専門用語やライティングの勉強は机に向かって真剣に行う「勉強」。
一方で、ドラマを観ることや実際に話しに行くことは、リラックスして楽しむ「息抜き」。
どちらも自分の英語力に必要な“栄養”としてバランスよく存在していたと思います。
「勉強」として構えすぎないことで、英語が生活に溶け込む感覚が得られました。
理由③ 気づけば行動が変わっていたから
ドラマがくれる「憧れ」が、実際に行動を起こす原動力になっていたからです。
ドラマで耳にした表現を「今度使ってみよう」と思えたり、シーンの中での会話に感動して「もっと話したい」と思えるようになった結果、自然と英会話の場に足が向くようになりました。
「この世界に自分も入ってみたい」と思う気持ちが、勉強しなきゃ…ではなく、「やってみたい」に変わっていったように思います。
観るだけでは話せるようにはならないけれど、「話したくなる自分」になれた。
それが、海外ドラマを見続け最大の理由です。
まとめ:海外ドラマは「話す」学習とは別、でも強い味方にできる


海外ドラマは英語を話せるようになるためのメインの学習方法とは言えませんが、効果的な学習ツールとして活用できます。
海外ドラマを見ているだけでは、実際に英会話で必要な「話す力」は身につきません。
リスニングやフレーズのインプットには役立ちますが、話す練習をしなければ、話せるようにはならないからです。
例えば、海外ドラマを見て英語の発音を学ぶことはできますが、実際に自分が発音してみないと、口の動きやリズムが身に付きません。
あくまでドラマは「補助的な役割」を果たすツール。
海外ドラマを息抜きとして楽しみながらも、同時に会話の練習やアウトプットの場に積極的に足を運ぶことが大切です。
ドラマを見て「こういう会話をしてみたい!」という目標を持ちながら、実際に話す練習を重ねることで、より実践的なスキルが身につきます。
海外ドラマは英会話学習の一部として役立ちますが、学習のメインはやはり実際に話す練習です。
ドラマを楽しみながら、自分の目標に合わせた学習を進めていけば、英語力の向上を期待できますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!